1: 野良ハムスター ★ 投稿日:2015/12/12(土) 12:15:22.51 ID:CAP
特定外来生物のアライグマについて福岡市が捕獲調査を実施したところ、
市内での生息域が広がっている可能性があることがわかった。

今年度の調査で捕獲されたのは12匹で昨年度より2匹少ないが、新たに2地域で捕獲された。
市内で被害は確認されていないものの、全国各地で農作物や建造物への深刻な被害が出ており、
市は警戒している。

市は2009年、早良区板屋の山中でアライグマの足跡を市内で初めて確認。
13年には山中に設置した赤外線センサーカメラで撮影されたため、14年度から捕獲調査に乗り出した。

14年度は6地区にわなを置き、南区柏原と早良区椎原、板屋、石釜の計4地区で14匹を捕まえた。
15年度は11月中旬までに調査を終え、この4地区と西区吉武、早良区東入部で計12匹を捕獲した。
市環境調整課は「生息域が拡大している恐れがある」と憂慮している。

アライグマは雑食性で、サンショウウオやカエル、果実、野菜、穀類などを食べる。
国内に天敵がいないため、短期間に増殖する傾向がある。県によると、09年度に
県内で捕獲されたのは3匹だったが、12年度は141匹に急増。
稲や果樹、野菜が被害を受け、県内の13年度の被害額は約560万円に上った。

京都市では世界遺産の二条城で、アライグマによるものとみられる傷が見つかった。
北海道では絶滅危惧種のニホンザリガニが食べられるなど、生態系への影響も懸念される。

福岡市はホームページなどで、餌となる農作物やごみを放置しないよう注意を呼びかけ、
「見かけたら速やかに連絡してほしい」と情報提供を求めている。

2015年12月12日 10時18分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151210-OYT1T50042.html

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