1: 投稿日:2016/01/17(日) 06:30:32.42
カジュアル衣料「ユニクロ」を中心に国内衣料市場で1割のシェアをもつファーストリテイリング株は売り一色。
1月7日には一時、3万9010円まで下げ、昨年来安値を更新した。
(略)
15年10月8日に発表した15年8月期の同社の連結決算(国際会計基準)は、
営業利益が会社予想を350億円下回る結果となった。
売上高に当たる売上収益は前期比21%増の1兆6817億円、営業利益は26%増の1644億円と共に過去最高を更新したが、
会社の見通しやアナリストの予測を大幅に下回った。

これを受け、翌9日に株価は急落。下落率は取引時間中に一時10%を超え、下げ幅は4740円となった。
時価総額は一瞬にして5000億円が吹き飛んだ。この日、売買代金(1115億円)、値下がり率(9.74%)ともに東証1部でトップ。
日経平均株価を1銘柄で180円以上押し下げた計算になる。

表面上は過去最高益なのに株価が急落したのは、持続的成長を続けると期待されてきたユニクロのビジネスモデルに
陰りが出ていることに、投資家が失望したからにほかならない。
想定外だったのは、米国事業の赤字幅が拡大したことだ。
米国はファストリが最優先市場と位置づけるアパレルの世界最大マーケットである。ユニクロを40店以上展開する。
しかし、ブランドの認知度は上がらず、来客数が低迷。赤字幅が拡大し33億円の減損を計上した。
12年に買収した高級ジーンズのJブランドも51億円の減損を出すなど、不振を極めた。
20年に売上高5兆円の目標を掲げており、その実現の大前提となる米国で200店舗を展開する予定だったが、
急ブレーキがかかった。

●国内ユニクロ事業の不振

国内事業の不振は、かなり深刻だ。15年6~8月期の国内ユニクロ事業の営業利益はわずか35億円。
既存店売上高は前年同期比4.5%減と失速した。6、7月は約3年ぶりに2カ月連続で前年同月の実績を下回った。

ユニクロは天候不順を不振の理由に挙げたが、競合他社はこの間も堅調に推移していた。
圧倒的な勝ち組だったユニクロが独り負けの状況となった主な理由はほかにあった。それが、値上げの影響である。

 円安による原価高をカバーするため、14年の秋冬商品を平均5%値上げした。
値上げ後、来客数は前年割れになる月が増えた。
値上げによる客単価増で来客の減少を補い、既存店売り上げはプラスを維持するという計画だったが、
顧客はこれに拒否反応を示した。ユニクロの最大の武器は低価格だったが、その魅力が薄れたためだ。

15年の秋冬商品も平均10%値上げした。値上げは2年連続になった。
16年8月期は既存店売上高4%増を計画しているが、ハードルは高い。
冬物商品の勝負どころである11月の既存店売り上げは8.9%減と大幅なマイナスになった。
客数は12.9%減と2ケタ減少した。

12月はさらに落ち込んだ。客数は14.6%減、既存店売上高は11.9%減とマイナス幅は一段と拡大した。
ファストリは、暖冬の影響で機能性肌着ヒートテックなど冬物衣料がふるわなかったことを理由にあげているが、
構造的な不振とみられている。

12月の既存店来客数は7カ月連続で前年割れとなり、マイナス幅は11、12月と2カ月連続で2ケタに達した。
値上げで客離れが進んだことを数字が如実に示している。
「客数の減少を微減にとどめ、客単価の上昇で既存店売り上げをプラスにするという、
増収・増益のビジネスモデルが破綻したということだ」(アパレル業界筋)

以下ソース
http://biz-journal.jp/2016/01/post_13317.html
2016/01/16(土) 09:08:31.01
/r/2ch.sc/newsplus/1452938717/

【衣料界のマクドナルド、日本人から飽きられる。】の続きを読む